世界の終焉十題・慟


朽ち果てた想い出の場所
もう音の出ないピアノ
あの頃が夢だったように
空を仰いでも月はない
「ねぇ、どうしてなんだろう」
握りつぶした写真の笑顔
無知という罪、目を背けるという罪
いつかは自分も人を殺める
生き残りは罪悪か
もうあの頃には戻れない自分


美しいはずの月が妬ましい
もう退路など残されてはいない
永久に使われることのない三輪車
人の心を失うことへの恐怖
己の運命を決める権利
嫌だ、嫌だ、嫌だ
血に塗れたこの両の手は人を愛することを許されない
慟哭の獣
黒洞々たる夜
もうそんなことも昔の話



暗めです。戦争ものに使えるかと。巻き込まれたサイドのイメージで。
『世界の終焉〜』を二つとも使う人は20題にしてください。