こんな痛みを知らないままなら、一生苦しまずにいられたのに
今あなたが死んだら、何人があなたのために泣いてくれますか
笑って、僕が死んだその日も、どうか笑っていて下さい
僕の毎日には、いつの間にか貴方が食い込んでいた
君が存在していることが、何よりの僕の存在意義

“おはよう”と“おやすみ”が言える人が傍にいるしあわせ
せめて、おわりの瞬間は二人がいい
これからも、僕にとっての優しい人でいて下さい
そんな戯言を呟きながら、このままで居られないと気付いていた
とうとう恋情なるものを自覚してしまいました。

今日もまた、色の無い一日が始まる
暴走花嫁発狂花婿〜決戦は結婚式inチャペル〜
あれは素直に欲しいものが言えない子だ
人魚姫は幸せでした、だって誰も恨まずに死ねたから
自分が必死に作った仮面を壊されるのが怖かった

ああ、なんてかわいそうなひと。
貴方なんかに解らないでしょう、こんな報われない痛み
ずっとこのまま、三人だって、いいと思っていた。
さて、ビンタで人が殺せるか否か。
耐えられないと逃げ出した君の背中を見ているしか出来なかった滑稽な男の話だ

僕はいつだってあれの代替品で、そんな贋者で我慢しなければならない貴方に同情していた
いつもあいつは俺を透かしてアイツを見ていて
いい歳をしてどうしてこんなことを、と、思わなくも…ない
自分の一生分の幸福を彼に分け与えても構わないくらいに
見たくなかった見たくなかった見たくなかっただってあんなの嘘だ

弱音など塵ほども吐かない人でした。それを憎く思いこそすれ好ましくなど思うことなど出来ませんでした。
それは決して生まれてはならなかった子供だったのです
いつまでもあの頃のように何も知らずに笑っていたかった
君の幸せを願うことも出来ない愚かで卑屈な僕に
別にね、君と一緒でなければならないなんてことは少しもなくて、ただ、

いつかその盲目的な愛が全てを壊してしまうだろう
君の笑顔が嬉しい。もしそれが僕のおかげだったらもっともっと嬉しい。
身体を簡単に開くようになった代わりに、心は一切開かなくなった
君はヒーロー、みんなまだ気付いてないけどね
君にはいつもやきもきさせられる、どきどきするのは僕だけだ。

僕がどれだけ不安に思っているか、被害者意識の強い君には解らないだろう。
今の僕を見捨てた、過去の自分に告ぐ
服もおそろい、アクセサリーだって。だから彼氏もおそろいでしょ?
さあ、共に生きていることを誇って乾杯しようじゃないか
あの日君の手を掴めなかったことを、今も後悔している

キスって気持ちいいんだ、といい歳して今気付いた
あいつの見せかけの強さに甘えて、あんな風に泣かせて
いつか貴方の全てを想い出に変えてしまえますように
好きだったの逢いたかったの他には何もいらなかったの
大きなものを幾つも失うことで本当に大事なものに出会えたりだとか、そういう全てを必然だと思いたい

御伽噺のように、必ずしも護るべき人が愛してもいい人とは限らない
手に入らないなら、恋人以外の最高の位置に就こうじゃないか
何十年経っても、振り返ったその先で笑っているのが君であればいい
あんたが嫌いだ、どうしてそう、俺の全てを暴こうとする
泣かないで逃げないで、愛し君よ

永遠に続く幸福などない。知っていたのに、忘れさせたのはあなた。
何とでも呼べ。その忌まわしい徒名が、私を守る盾になるのだから。
愛されていないことは知っている。だから、失うものは何もない。
どうしてどうして、あんなやつ、と呪ってみたって何も変わりやしないのだ。




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