瞳を閉じる、十題

空いた座席
窓から見下ろす遠いあなた
濡れた夕焼け
とどかない
いつかの話
それだけで幸せだった
硝子越しに見た世界
桎梏の、
これが最後かも知れない
ゲーム・オーバー




切なく。触れられない近づけない、あの人の目に自分を映すことは、出来ない。