終末十題

本当は大声で、泣き叫びたかった
あの時の気持ち、嘘じゃなかった
さんきゅ、
本当にくだらなくて切ないたとえばの話
最期に、ひとつだけ
人を傷付けるこんな感情などなくなってしまえ
全て知っていたのに?
手を汚すのは自分だけでよかった
もう、おしまいだから
瞼の裏に残るのは笑顔だけ




これでおわり。今日でおわりだから、最後にひとつだけ。